ここでは、私が何かしら影響を受けて心にメモした言葉たちを紹介します。
言葉の力
人間が発明した文字によって、未来の人へ記録を残せるようになった。
その結果、私たちは過去の人であってもその「声」を聞くことができる。
遺された言葉に限らず、私が出会った人から、本から、メディアから見聞きした言葉で印象に残り、思わずメモした言葉たちを紹介します。
何かのヒントやきっかけなど、ちょっと背中を押すことができれば幸いです。
今回の言葉
今回ご紹介するのは、最初ということで悩みましたが、これにします。
三かん王
1.何事にも関心を持つこと。
無関心からは何も生まれない。
関心を持つこと→これすなわち人生を楽しむコツ!
2.感動する気持ちを忘れないこと。
命が尽きる瞬間まで、人は感動を追うことができる。
3.感謝の気持ちを忘れないこと。
でも、心の中で思っていてはダメ。言葉や行動で示すことが大切。
感謝の言葉は、人間が生み出した最高傑作だ!
関心・感動・感謝 忘れるな
by いつかの集会での話
背景・エピソード
この言葉は、中学生の頃にかつての担任の先生が集会で話をしていた内容だ。
ノートの1ページ目に、シャーペンで刻まれている。中学生の文字で、自分で自分に向けて書いているだけあって素直に受け止めることができる。
先生は野球の三冠王の話から、人生で大切にしたい3つの「かん」を説明された。
中学生なりに心に残って記録したのだが、成長した今になって見てもいい言葉だと思っている。
むしろ成長する中でこの3つの重要性を理解し、より深みのある言葉になっている気がする。
学び、活かす
基本に戻って、それぞれの意味をもう一度考え直してみる。
関心
その事について自分自身に直接かかわりがあるかどうかに関係なく、無視するわけにはいかないと感じ、より深く知ろう(今後の成り行きに注目しよう)とする気持ちを持つこと。
三省堂 新明解国語辞典 第七版より
「かかわりがあるかどうかに関係なく」というところが重要で、関わりがあれば当然注意するもの(関わりがあることすら関心を持たない場合もある)だが、何事にも関心を持つこと、というのは自分の知らないこと、新しいこと、未知のこと、もっと言えば嫌いな事や理解出来ないことなど、今の自分から成長するためには大切な言葉である。
感動
〔さわやかな言動や美しい芸術作品を見聞きした人たちが〕魂が清められたり人間のあるべき姿を思い起こしたりするような感じを思わず身内に覚えること。
三省堂 新明解国語辞典 第七版より
感動を説明してください、と言われても難しいが、国語辞典ではこのように説明されている。人間のあるべき姿を思い起こす感覚というのは、言われてみればその通りかもしれない。こういう感覚をたくさんして、命が尽きる瞬間まで追い続けたい。
感謝
ありがたいと思う(思って礼を言う)こと。
三省堂 新明解国語辞典 第七版より
かなりシンプルなので、肝心の「ありがたい」について考えてみる。
ありがたい【有り難い】
〔もと「めったに無い」の意〕①めったに受けることの出来ない恩恵・好意・配慮に接して、身の幸せをしみじみと感じる様子だ。②かけがえの無い経験をして、心から良かったと思う気持ちだ。③物事が自分にとって好都合に運ばれ、うれしい気持ちだ。④めったに無い啓示・加護を与えてくれ、自然に手を合わせたくなる気持ちだ。
三省堂 新明解国語辞典 第七版より
さすがに長い説明で非常にわかりやすい。言葉の意味を考えるときに反対の言葉を考えると、より理解が深まる。
「ありがとう」の反対は「あたりまえ」。やってもらって当たり前、当然、そんな気持ちがらは感謝は生まれない。
ざっと言葉の振り返りをしたが、改めて
関心・感動・感謝 忘れるな。
の言葉を胸に刻んで、今日も良い1日にしたい。
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